虚偽の文書
■初めに筆者は，後述する月読台自治会と五十鈴ヶ丘自治会により結成された，神慈秀明会の伊勢拠点建設計画に反対する「対策委員会」で中心的に活動した一人です．
神慈秀明会は吹上町の伊勢拠点建設計画の前に，伊勢市前山町，次に中村町に建設計画を持っていましたが，いずれも地元住民の反対で建設計画を撤回しました．前山町では集会に怒号が飛び交う状況で撤回したとのことですが，中村町の場合は月読台と五十鈴ヶ丘団地自治会とで創設した「対策委員会」との間で，協議を繰り返し，その間に幟や看板を設置し反対署名活動を行った結果，建設計画が撤回されました．
神慈秀明会は撤回の理由を明らかにしていませんが，彼らの出した報告に虚偽の記載があったことだと私たちは確信している．
本来ならウェブページに公表すべきことながら，神慈秀明会が撤回を約束した以上，公表する必要性がなくなった．しかし再度の建設計画が明らかになった以上は公表すべきと考えた次第．
神慈秀明会に対してはいろいろな批判・評論・苦情のウェブサイトがあるが，今回は正真正銘の神慈秀明会が作成した文書の虚偽の記載を明らかにする．おそらくは神慈秀明会反対活動の中で，最初だと確信している．
虚偽の文書・本文
神慈秀明会からの回答の，「神慈秀明会出張所の過去の反対活動」の表のうち，「反対なし」としたものを挙げることにする．| 場所・日付 | 神慈秀明会 | 対策委員会 |
|---|---|---|
| 四日市グループ H17.12 |
反対なし | |
| 平グループ H18.7 |
反対なし | |
| 高知支部 H19.4 |
反対なし | |
| 淡路グループ H19.7 |
反対なし | |
| 富山研修センター H19.10 |
反対なし | |
| 松本出張所 H19.5 |
反対なし | 虚偽の記載 詳細は表の下に |
| 青森出張所 H19.7 |
反対なし | |
| 中津川グループ H19.12 |
反対なし | |
| 名古屋研修センター H21.9 |
反対なし | |
| 豊国研修センター H22.2 |
反対なし | |
| 金沢出張所 H23.7 |
反対なし | |
| 名古屋支部 H24.4 |
反対なし | |
| 広島支部 H24.12 |
反対なし | |
| 東京支部 | 反対なし |
(2022年2月現在，書店には在庫がないが，松本市の山根弁護士の事務所にコンタクトすれば入手可能）
松本市の反対活動が「なかった」とは，一体どういうことなのだろう？「伊勢のような田舎の，おっちゃんの集まりだから情報は集められないだろう」と考えたか，あまりにも有名だから「なかったことにしたかった」のかもしれない．明らかなのは，私たちが「虚偽の記載が通用する相手と評価されている」ことである．対策委員会への侮辱と受け止めている
この内容は「神慈秀明会」が「月読台・五十鈴ヶ丘自治会対策委員会」に出した，口頭の返事ではなく，文書である．法律には私文書偽造の罪がある．よく読むと有印私文書とある．神慈秀明会からの文書に印鑑が押されていたことがないのも，このような罪を逃れる目的があったのかもしれないと推測せざるを得ない．
この文書のそもそもの目的は，私たちに「神慈秀明会は巷で噂になるような，いかがわしい団体ではない」ことを説明する事であったはずである．それ故に，神慈秀明会が訴訟の末に敗れた「4年間・600万円を費やした松本出張所の反対運動」があったことを記録できなかったに違いない．
この文書のおかげで対策委員会の結束が高まり，反対運動をよりエスカレートする根拠となった．
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